オフコース「ワインの匂い」 

ワインの匂い急に時代はさかのぼりますが(汗)、オフコースです。
3枚目のアルバム「ワインの匂い」(1975)は、初期のオフコース(2人の時)の中では一番好きな1枚で、個人的には名盤だと思っています。何というか・・・優しくて悲しくて温かい、メロディにしても歌詞にしてもとっても繊細な印象。小田さんと鈴木さんの作風はそれぞれ違うのですが、通して聴いても全く違和感のない、きれいにまとまっているアルバムなんです。

小田さんファンの私としては、どうしても小田作品に耳が行ってしまうのですが、タイトル曲「ワインの匂い」は本当に名曲です。7thや9thの和音の響きが美しくてとっても優しい歌。間奏に入る2人のハーモニーが本当にきれいです。バックの演奏なんて極めて簡素だと思うけれど(これは全部の歌に言えることだけど)、それがかえって歌の魅力を引き出してるように思えます。楽器がたくさん入ればいいってもんじゃないんですね。そして歌詞。今の小田さんだったら、こういう歌詞は書かないだろうなぁ・・・。この歌の主人公とその情景が浮かんできて、心に余韻が残ります。うーん、良いなぁ。

あと書いておかなければならないのは、2曲目「昨日への手紙」。鈴木さんの歌の中では1番好き。お気に入りです。これまたとっても優しい歌。何かね、聴くたびに涙ぐんじゃうんです(笑)。歌詞も素朴で心温まる歌。一見地味で弱々しい感じも受けるけれど、つくづく2人とも詩人だなーと思います。

オフコースは約20年間の活動の中で、時代によって音楽性もメンバーも変わって行くけれど、アコースティックの良さを思うなら、私はこのアルバムが1番お勧めです。発売から30年以上も経っているけれど、良いものはいつまでも良いものなのですね。

offcourse_cd.jpg左記写真は
1992年に再発の「音蔵」シリーズの同アルバム。私はこれで初めてこのアルバムを聴きました。
(リアルタイムで聴いた世代ではないのです・笑)
限りなくオリジナル盤と同じ仕様で
歌詞カードも当時と同じものらしいです。

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